電気療法の目的と効果
はいどうも、齋藤です。
6月から通常営業のお店が多くなり街が明るくなったように思います。
第2波が心配ですが、常に気を張っていると自律神経に悪影響が起こります。
少しの間だけ緊張のギアを落としてもいいんじゃないでしょうか。
最近電気療法などの物理療法について勉強をする機会が多いので、
ぜひ皆さんにも共有したいと思います。
まず物理療法全体に言えることですが、機械を当てただけで治ることはありません。
例として料理で言えば電子レンジやオーブンの役割と思ってください。
お肉を解凍するのにレンジで解凍するイメージです。
機械の効果に鍼やマッサージ、運動療法をプラスすることで身体は変化します。
電気療法の目的は3つあります。
①鎮痛効果
②機能改善・向上効果
③組織修復効果
※それぞれの目的に合わせた機械の設定が必要です。
①鎮痛効果
通電後約15分程度の鎮痛効果があると言われています。
鎮痛中は無駄な緊張などが入らないのでストレッチや運動療法などを効率的に行えます。
家庭用の低周波治療器などはこの鎮痛効果を狙ったものです。
②機能改善・向上効果
電気を通すだけで筋肉が付くということで最近ブームとなっています。
電気の種類はEMSと呼ばれ、シックスパッドが有名です。
注意点は呼吸を意識しないと質の悪い筋肉になってしまう点です。
有酸素運動とするためしっかり呼吸を行うことが大事です。
③組織修復効果
これに関しいては一般の方はあまり経験ないと思いますが、骨折を含むケガの修復が早くなります。
MCR(マイクロカレント)と呼ばれる電気を1日8時間通します。
8時間も!?って感じですが機械はかなり小さく、首から下げたりポケットに入れれる程度のものがあります。
このATミニは4万前後で買えるので、アスリートは1人1台持っててもいいんじゃないでしょうか。
かなり簡単にですが今回は電気療法の目的について説明を行いました。
今日伝えたいことは、いい機械を使ったからといってケガは治らないということです。
機械を当てた後が大事というお話でした。