四十肩、五十肩は温めた方がいいのか?
はいどうも、齋藤です。
アベノマスクが順番に届いているようですね。
自宅だけでなくあがほ鍼灸整骨院にも届いたので、骨模型に装着させてみました。
マスク自体キレイで大きさも十分なようです。
地域によってモノに差があるのかもしれませんね。
今回は四十肩、五十肩は温熱療法を行った方がよいのか?というお話。
まず始めに急性期の場合は炎症反応を増大させる可能性があるので温めないでください。
急性期を過ぎれば血液循環が悪くなっているため組織の冷えが起こります。
夏場、暑い日でも患部は確実に冷えているので温めることが必要です。
ちなみに五十肩は英語で「frozen shoulder」と呼ばれています。
名前の通り「凍った肩」であり、解凍しなくてはいけません。
組織に温度上昇が起こったときの変化は、、、
1℃上昇→血流の増加、各組織の代謝の促進。→慢性の炎症の軽減。
2℃上昇→神経の伝達速度が上昇し痛みを感じにくくさせる、筋肉の緊張を和らげる。→痛みの軽減。
3~4℃上昇→軟部組織や瘢痕組織のコラーゲンの伸展性の増加。→突っ張り感が軽減し可動域が増す。
全身の影響として副交感神経が活性化されることで血管が拡張しリラクゼーション効果もあります。
こんな感じで急性期以外はどんどん温めた方がいいです。
肩関節周囲炎は腫れや熱感が他覚的に分かりづらいため、
急性期かどうかの判断は夜間痛を基準に考えます。
何もしなくても疼くような安静時痛があれば急性期と考えてください。
夜間痛でも体位変換などでズキッとする運動時痛のみなら急性期を脱していると考えていいです。
まとめますが、
肩関節周囲炎は急性期は温めない、急性期を過ぎれば温めるようにしましょう。
分からなければあがほ鍼灸整骨院にご連絡ください。