「考え方が炎症をつくる」と聞くと、少し極端に感じるかもしれません。
実際のところ、思考そのものが直接炎症を起こすと断言できるわけではありません。
しかし近年の研究では、強いストレスや不安、ネガティブな気持ちが続く状態が、体の炎症反応と関係していることが分かってきています。
人は強いストレスを感じると、自律神経やホルモンのバランスが乱れます。
その影響で、体の中では「炎症に関わる物質」が増えやすくなることが報告されています。
これは風邪やケガの炎症とは違い、目に見えにくい“くすぶるような炎症”です。
慢性的な痛みがある方ほど、「また痛くなるのでは」「どうせ治らない」といった考えが頭から離れにくくなります。
すると体は常に緊張した状態になり、回復しにくい環境が続いてしまいます。
これは決して気の持ちようの問題ではなく、体の反応として自然に起こるものです。
大切なのは、「痛み=体だけの問題」と考えすぎないこと。
体のケアと同時に、考え方や不安の扱い方を整えていくことで、回復の土台が作られていきます。
少しずつでも安心できる時間を増やすことが、結果的に体の負担を減らすことにつながります。


